ただの映画日記

備忘録として映画の感想文を書いているだけ。

「幸せなひとりぼっち」感想

2023.09.16 初回鑑賞

ハンネス・ホルム監督/スウェーデン/2015年

 

 Twitterでレビューを見かけて鑑賞。初スウェーデン映画かもしれない。なんとなく最強の二人とかそんな雰囲気を感じたのでフランス映画だと思ってたけどスウェーデンだった。あの辺りはこういったヒューマンドラマ系が得意なのかな。

 

 妻を亡くし仕事も首になった偏屈なオーヴェ爺さんが自殺しようとしていたところに引っ越してきた隣人を始めとして、ご近所さんたちに段々と心を開いていき最後は大勢に見送られながら死んでいく話。町の規則に厳しくていつも怒ってばかりいるオーヴェだけど実は心優しく、妻への愛情や子供へ向ける視線が美しく心温まるヒューマンドラマ。オーヴェの過去が辛すぎて気の毒だったけど、最後には子供の誕生を目にして嬉しそうにしている姿と葬式にたくさんの人が集まってる様子に程よく泣きました。号泣って感じじゃなくてじんわりと泣ける感じが心地いい。

 聴きなれないスウィディッシュだったけど主演のロルフ・ラスゴードの演技が凄く良くて引き込まれた。いかにも堅物っぽいのに亡くなった妻を思い出すときの悲しげな顔とか笑った時の顔とかが…とても刺さる。隣人の奥さんも良かった。思いがけず出会う猫とかゲイとか、偶然の出会いが彼の今までの不運な人生を浄化してくれている感じがして救われました。やっぱりどんな時でも人との付き合いが大事だな。どん底でも周りの人に恵まれればあとは時間が解決してくれる感じ。SNS時代に刺さる映画ですね。