ただの映画日記

備忘録として映画の感想文を書いているだけ。

「DUNE 砂の惑星 / part2」感想

2024.03.21 初回鑑賞

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督/アメリカ/2024年

 

 IMAXで観てきました!最近IMAXはあまりに高くてなかなか気軽には観れなくなったけどDUNEはIMAXでと前々から楽しみにしてました。

 1作目をほとんど覚えてなくて、前日に家で観返したんだけど記憶にあったよりも大分難しい話で、2作目はどれほど複雑になるんだろうと覚悟して観に行ったけど、やっぱり難しかった(笑)確実に小説のほうがストーリーは追いやすいかと。DUNEの世界に登場する造語が多いし長いしで全然覚えられなくて、ちゃんと覚えられたのは何度も出てきたシャイ=フルード(砂虫)とリーサン=アルガイーブ(?)ぐらい。勢力がとにかく沢山出てきて、関係図を頭の中で整理するのが難しい。1度観ただけでは大筋を理解するのがやっとです。

 あと今作、上映時間3時間でめちゃくちゃ長かった。決して内容が退屈だったというわけでは全くないけど、3時間も同じ体制で椅子に座ってると何であれ長く感じるもの。半分ぐらいのところで「そろそろ2時間半ぐらい経ったかな?」と思ってから全然終わらないという…3時間の編集をするのは凄いけど、まあ長ければいいってもんじゃないですね。集中力も3時間ずっと持たせるのは難しいし…次回作もありそうなエンディングだったので3作構成なのだろうけど、4作か5作に分けてもいいボリュームです。まああんまり本数があるとだんだん観てくれる人が減るから難しいところですね…

 

 内容としては、惑星アラキス(DUNE)で一族をほかの領家に壊滅させられ生き残った次期領主のポールが砂漠で生きる民フレメンに助けられ、復讐を果たす話。砂に混じった貴重なスパイスを狙うアトレイデス家と、領家らのさらに上に立つ皇帝。その皇帝&領家をさらに陰から操る宗教団体(?)。ポールは父が領家の領主で母が宗教団体の一員で、生まれながらにフレメンの生き方を知っていて、しかも実はハルコンネンの血筋(←new)。いや、設定過多~~ww てっきり実はフレメンの生まれなんですとかそういうことだと思ってたらまさかのハルコンネル(笑)おまけに母親は身ごもって妹は腹の中から話しかけてくるし、凄く期待されてたアニャテイラージョイは具現化した妹役で一瞬出てきただけ…いやー盛りだくさん過ぎる(笑)ハルコンネル領主も甥も新しく出てきたフェイド=ラウサも割と呆気なくポールに倒されました。ポールそんなに強かったんだ…この作品は悪役がずっと粘りずよく生き残ってるってことがなくてあっさり倒れていくのがスッキリしていて良い。

 個人的にはポールがフレメンの元で彼らの生き方を学んでいるシーンが楽しかった。特に初めて砂虫に乗る場面!あと最後砂虫で皇帝に攻撃を仕掛けるシーンがめちゃくちゃアツかった。

 

 まあこの映画は内容よりなにより映像と音ですね。音楽らしい音楽は少な目で、機能的な、背景の音に混ざったような重低音を聞かせた音楽が目立った。IMAXシアターならではの、重低音の振動が椅子まで響いてくるのは痛快。映像の臨場感もすごくて、スターツアーズみたいに客席全体が乗り物になってDUNEの世界を進んでいるみたいだった。最後の戦闘シーンの音楽はよかったなー。