ただの映画日記

備忘録として映画の感想文を書いているだけ。

「ノースマン / 導かれし復讐者」感想

2023.01.21 チネラヴィータ 初回鑑賞

ロバート・エガース監督/アメリカ/2022年

 

 今回は純粋に個人的な好みを外した感じ。映像や音響のクオリティとしては申し分なかったと思う。冒頭から重低音を効かせた大迫力の音響で始まったのでインパクトがあった。小さい映画館で鑑賞する機会があまりないからかスピーカーの質の関係か分からないけど、音割れしてないギリギリの音がすぐ近くのスピーカーから聞こえるものだから、なんか振動を感じられて新鮮で楽しかった。

 ストーリーの大筋としては幼いころに王である父をその弟に殺されて、数年後復讐のために、新しく王になった父の弟を追う話なんだけど、魔法とか呪いとか宗教とかいうファンタジー要素もかなり盛り込んであって荒々しくかつ禍々しい作風。上映時間は2時間強と一般的なんだけど、なんかずっと血と汗を流しながら昔の人たちが戦っているような場面ばかりで長く感じた。2時間ずっと野蛮な戦いをしている感じ。中世の武勇伝とかそういう世界観が好きな人にはたまらない作品だったと思う。自分は観ている間サピエンス全史を思い出しました。このころの人間ってまだ数多の哺乳類とあまり変わらず進化の途中であり、偶像崇拝にばかりは長けている、といった印象。縄張りは戦いで勝ち取り、強いものが制す。前時代的。いや、実際前時代なんだけど。

 

 アニャ・テイラー・ジョイは今作も美し可愛かったです。なんか髪の毛がシルバーブロンドの長髪で神秘的な美しさがあった。ほかのキャストも豪華でびっくり。アレクサンダー・スカルスの肉体美をめちゃくちゃ堪能できます。っていうかどう考えても数年後じゃなくて数十年後だろあれ…笑

 

 アイルランド文明とか北欧神話的な要素が中心になった話だったようだけど、自分はその辺りには全くもって詳しくないので一つのファンタジー作品として鑑賞。でも実際に世界観はかなり色濃くて、あとアイルランドの風景が綺麗だった。