ただの映画日記

備忘録として映画の感想文を書いているだけ。

「ジオストーム」感想

2022.10.21 初回鑑賞

ディーン・デヴリン監督/アメリカ/2017年

 

 ずっと観ようと思って観てなかったやつ!評判がどうだったかあんまり耳にしてなかったけど、個人的にはこういう映像は好みのど真ん中を行っててストーリーに関わらず楽しんで観られる派。それにしても映画館で観たらさぞ迫力あっただろうなあ。香港の地面が爆発してビルがドミノ倒しになるシーン、ブラジルで津波が凍っていくシーン、海に飲まれていくアラブの街、砂漠での津波等など…派手なシーンがボンボン出てくる。公開してたときにIMAXで観れば良かった。

 宇宙ステーションも、スターウォーズとゼログラビティを合わせたようなリアルさと未来っぽい世界観。本当に最近SFってCGだけで観てられるからいいよね。

 

 ストーリーは2019年に地球温暖化による異常気象で文明が破壊されそうになって、衛星で気候を操る技術を獲得した近未来の話。1時間も機能が止まれば世界中が巨大台風で包まれてしまうほど重要な衛星に、米国政府の役人の一人がウイルスを仕掛ける。主要都市に次々誤作動した衛星からの光線が降り注ぎ、大災害が発生。それを止めに向かったのは、衛星の開発者で政府の役人を弟に持つ主人公のジェイクだった…

 

 兄弟の絆とかめちゃくちゃイケメンな弟のフィアンセとかが見所だけど、政府のスパイが衛星の修復を止めるためにあの手この手のバタバタ感や、ラスト衛星に乗り込んで帰還するところのアッサリ感が少し稚拙だったかな。まあ個人的にはこういうスカッとしたハッピーエンド嫌いじゃない。犯人はいつも頭悪いよね。一部の地域を残しても世界の主要都市いくつも破壊してしまえば多くの産業は成り立たなくなるのに。

 結局現実の2019年にここまでの事態は起きなかったわけだけど、逆に起こらないって思ってるからこそこういう映画を作れるんだろうなあと感じた。本当に2年後に世界的な大災害が起こるって危機感持ってたら今の人類はこんなにのんきに過ごしてない。いつまで経っても環境問題について全人類が同じ方向を向いて真剣に考えることはなくて、実際は地球を救う技術なんか開発する暇もなく突然大災害に飲まれて人類含め多くの生き物が絶滅するんだろうな。

 

 弟を演じてたジム・スタージェスはこの前観たクラウドアトラスにも出てたけど、こういうSFに出がちなのか?笑

 ってか弟のフィアンセイケメン過ぎ結婚して。