ただの映画日記

備忘録として映画の感想文を書いているだけ。

「最高の人生の見つけ方」感想

2022.10.22 初回鑑賞

ロブ・ライナー監督/アメリカ/2008年

 

 ジャック・ニコルソンモーガン・フリーマンの名演技にをひたすら堪能できる映画。めちゃくちゃベストキャスティング。

 話としては綺麗なヒューマンドラマって感じで普通に感動するんだけど、やっぱりこのキャスティングじゃなきゃ良さがなくなるんだろうな…

 

 余命僅かな超金持ちのエドワードと同じく余命僅かな貧しいカーターが偶然出会い、死ぬまでにやりたいことを次々達成していく。原題はThe Bucket List(棺桶リスト)。世界中を旅していく様子はテンポよく進んで、しかしその旅の最中の会話で段々と二人の価値観が分かっていくので感情移入できる。

 エドワードは金があるけど一人ぼっち。カーターは貧しいけど大勢の家族がいる。なんかクリスマスキャロルっぽい。旅をしながらお互いの価値観に触れることで、エドワードは最終的に家族を、カーターは妻への愛を取り戻す。ベタな話って感じだけど、結局そういうのが一番感動するんだよな。リストの「世界一の美女にキスする」に線を引くところでとてもグッと来た。こんなに心温まる伏線回収があるでしょうか。人生いつどこで親友に出会い、どんな経験をするか分からないね。

 

 現実はこんなに死に際に豪遊することなんてできないから、死ぬまでにやりたいことは若いうちからやっておくべきだなと思う。まあ今思いつくことは好きな映画の聖地巡りぐらいだけど…もし明日死ぬってなったら揚げたての唐揚げたくさん食べたいな。