ただの映画日記

備忘録として映画の感想文を書いているだけ。

「ミッション:インポッシブル / ゴースト・プロトコル」感想

2022.06.10 

ブラッド・バード監督/アメリカ/2011年

 

 数年前に一度観たきりだったのだが、先日トップガンを観に行った時の予告を踏まえ、再鑑賞。続けてシリーズの他の作品も観よ。

 

 王道スパイアクションと言えばミッション:インポッシブル。派手なアクションとスピード感のある場面転換。そして重大すぎるミッション。ストーリーも、テロリストたちが核ミサイルのコードを手に入れて発射するまでにそのコードを奪い返すという非常にシンプルで観やすい構成。にしてもこの規模の映画はハリウッドじゃなければとても作れないよな…市街とホテルと国道を大胆に巻き込んだ撮影とCG技術もすごい。ホテルの窓を登っていくシーン、観てるこっちが息止まるわ。演出に関しても、トム・クルーズにジェレミー・レナ―と豪華なアクション俳優陣を揃えて文句のない見ごたえです。ってか結局あの砂嵐なに??

 

 アクションと近未来系の小道具のバランスも非常にいい。道具に頼り過ぎず、それでいてしっかりカッコいい技術も見せるワクワク感。あの緑の貨物列車の中身、エージェントオブシールドみたいで最高。純粋に子供心をくすぐりますよね。あと廊下の途中にCGを映すためのスクリーンを設置するあれ。技術としてはめちゃくちゃ実現できそうなんだけど、網膜スキャナーがついてることで一気に近未来的に。いや、今時あのぐらいのものは再現できるのかな?

 

 ジェレミーは最初分析官として長官の隣に座っていた時には本当に頼りなさそうな顔だったのに、ビシッとスーツ着て歩くととても分析官には見えないよね(笑)アベンジャーズの印象が強いからってのもあるけどやっぱりどちらかというと腕っぷしの強そうなエージェント感がすごい。顔は優しいんだけどね。やっぱ弓持って走り回ってる印象が先立って……

 エージェントカーターと殺し屋のサビーヌ・モローも非常に良かったです。結局カーターはわざとサビーヌをビルから落としたんだろうか。まあ窓の方に蹴っ飛ばしてしまったのは事故で、助けようと思えば助けられたけどそうしなかった、という具合かな。チーム戦で一人女性を入れてくれたのはとてもバランスが良くていいよね。こういうチームの場合やっぱり男女2・2よりも3・1ぐらいが丁度いいと思う。

 

 先日「素晴らしき映画音楽たち」を観たおかげで、ミッション:インポッシブルのメインテーマがところどころに入ってきているのが非常に耳についた。確かに、ものすごくシンプルなメロディのモチーフなのに様々にアレンジしながら各所で使われているおかげでしつこさがないまま耳に残るように作られている。すごい。

 あとオープニングが非常にオシャレ。007もそうだけど、紳士的な側面をスーツとかああいうオシャレな演出で上手く入れ込んでるよね。