ただの映画日記

備忘録として映画の感想文を書いているだけ。

「マイティー・ソー」感想

2022.07.09

ケネス・ブラナー監督/アメリカ/2011年

 

 昨日のラブ&サンダーを踏まえて一作目を鑑賞。多分2回目。これから2作目以降も見ていく予定。

 

 この1作目を見ると、ロキが大人たちから人気があるのも頷ける。まずシンプルにキャラクターのデザインがソーよりスタイリッシュだし、なんか一人だけ違うタイプのかっこいい魔法使えるし。なんか可愛そうな役で同情はやむを得ないよね。ロキは巨人の子供だっていうけど、ビジュアルは彼自身が無意識に人間に寄せているとかいう設定だろうか。だって出てきた巨人は誰も人間に似ていなかったし。

 

 マイティーソーってストーリー的にももう少し古い映画だと思っていた。キャプテンアメリカやアイアンマンとは違って生まれつきパワーを持つ神様設定。大胆。DCで言うとスーパーマンに近い気がする。ストーリーもかなり単純明快で、若気の至りで身勝手な青年が地球に追放されて愛を知り、成長して戻ってきて一国のピンチを救う感じの王道もの。アメコミ映画を見慣れているから別に何とも思わないけど、衣装もパワーも今風ではないよな(笑)現実的な見方をすれば、アスガルドとかってめちゃくちゃ発展した技術を持つのに(いや、別に技術が進んでいるわけではないのか?)なぜか武器がハンマーや斧だったり動きやすい防護服ではなく派手な鎧兜だったりと、最近のSFでは笑っちゃうような設定ばかり。この絶妙なダサさがアメコミらしくもあるんだけど。