ただの映画日記

備忘録として映画の感想文を書いているだけ。

「マリー・ミー」感想

2022.04.23 TOHOシネマズ仙台 初回鑑賞

カット・コイロ監督/アメリカ/2022年

 

 何か月も前から色んな映画の予告でこの映画の主題歌"Marry Me"が流れていて、聴いてるうちにどんどん好きになってきたので、公開を結構楽しみにしていた映画。ロマンチックラブストーリー系の映画を好んで観るわけではないが、私自身がジェニファー・ロペスのファンなので予告を観ずともどちらにしろ映画館に足を運んでいたと思う。(ちなみにジェニファーの曲ならOn The Floorが一番好き。)

 

 世界的に有名なアーティストを演じるジェニファーは予告でも言われていた通りまさに彼女自身で、正直キャットとしてではなく終始ジェニファーとしてしか観れなかった。が、本作の趣旨として別にそれでも構わなかったのだろう。ジェニファーや他の多くのセレブたちが背負っている苦労や普段の慌ただしい生活をその通りに描いたのだから。

 大ステージ上での結婚式を控えていたキャットのフィアンセ(最後まで名前が覚えられなかった)の浮気が直前で発覚し、キャットは結婚式兼コンサートの場で観客の中から冴えない数学教師を結婚相手に選ぶというドタバタ系の恋愛ドラマ。大スターと数学教師の住む世界の大きすぎるギャップや子供との確執、元フィアンセとの再会など色々な葛藤を乗り越えてたどり着くハッピーエンドという、王道なストーリー。まあ今作はジェニファー・ロペス主演というのに最も価値があったのだから、ストーリーが飛びっきり新鮮なものという期待はしていなかった。

 ジェニファーって、なんというかそこにいるだけで華々しいオーラを感じる存在。彫刻的な美しさと圧倒的歌唱力で、スクリーンをひときわ豪華にする。もう50超えてるなんて、絶対に絶対に絶対に絶対に信じられない。だって大画面にドアップで映されてもあの艶やかさだもの。

 曲も全体的にジェニファーらしい楽しくて幸せな曲が多くて良かった。特に主題歌のMarry Meは本当にキャッチーで耳に残る、本作にぴったりな曲だったと思う。もう30年以上の女優歴がある彼女だけど、個人的には歌手ってイメージが強い。やっぱり歌が上手すぎるからかな。