2023.12.27 初回鑑賞
クリス・バック&ファウン・ヴィーラスンソ監督/アメリカ/2023年
ウォンカに引き続きミュージカル系のファンタジー映画。ディズニー100周年作品ってことで随分前々から宣伝してたね。オリジナル脚本なんだろうか。星に願いを的なストーリーだったからピノキオに何か関係あるのかとも思ったけどそうでもないのかな。
ディズニーを象徴するような、幸せでシンプルなストーリーで子供まで楽しめる作品だったと思います。予告の段階ですでに悪役まで分かっていてストーリーがほとんど想像できたから、見どころはやはり音楽。最近のディズニー実写のミュージカルパートの演出は本当にすごいのでアニメーションだと少し物足りなさを感じなくもなかったけど、歌は紛れもなく最高だった。最後はみんなで悪に向かって立ち上がるようなシーンだったからなんとくレミゼラブル味を感じた。女性を主人公にするディズニー映画だからこそ、女性の賢さや器用さやここぞという時の強さを上手に描き出していてよかったと思います。姫vs魔女のスタイルから、市民vs権力者みたいなスタイルになりつつあるよね最近のディズニーは。というよりディズニーに限らず最近のハリウッド映画はそう。古典的な構図だけじゃ飽きてしまうし、ワンパターンではなくいろんな展開が観られるのはいいことだ。
冒頭のディズニースタジオとキャラクター達を合成したアニメーションがとても楽しめました。100年続くディズニーのキャラクター達を現代の技術でリアルの世界と融合させているのがアツかった。感動しました。これからも素晴らしい作品をたくさん生み出してほしい。とりあえずはマレフィセント3作目の制作が決まったとのことなので楽しみです。