ただの映画日記

備忘録として映画の感想文を書いているだけ。

「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」感想

2023.05.27 初回鑑賞

アーロン・ホーバス監督/アメリカ/2023年

 

 評判が良し悪し分かれてたからいろんな意味で気になってたけど公開1か月経ってようやく観に行けました。いやぁ、個人的にはすごく好きだったなあ。これ、ゲームやってた人にはたまんないんじゃないの?自分はマニアというわけではないけど、小学生のころにはDSでスーパーマリオブラザーズマリオカートはさんざんやった世代なのですごく童心に還れたというか。っていうか今回はどうしても時間が合わず吹き替えで観たけど、マリオがクリプラでピーチがアニャ・テイラー=ジョイとか豪華すぎだろ配信されたら絶対字幕版観るわ。

 

 内容的には、噂に聞いていた通りマリオとルイージクッパにとらわれたピーチを助けるのではなく、マリオとピーチがクッパにとらわれたルイージを助けつつ世界征服をたくらむクッパを止める話。自分はマリオの世界観とかには別に何のこだわりもないのでピーチがどういう役割だろうが気にしないけど、最近のディズニー実写プリンセス的な強さがあったね、ピーチ姫。守られてるばかりの女じゃない、というやつ。

 ゲームの要素があらゆるところにちりばめられていて、子供にもわかりやすいシンプルな脚本ながらも見ごたえは十分。特に音楽がよかったなあ。ゲーム内で使われていた音楽がいろんなアレンジで入って、それに加えてハリウッドらしい選曲。Take on meがすごい期待通りの場所で流れた感。あとクッパのピアノ綺麗すぎて笑った。「ピーチピーチピチピチピチピーチ」も草。マリオらしいポップな雰囲気のコメディ要素ありつつアニメのクオリティがすごく高いからアクションとかは普通にかっこよくて、バランスの取れた作品。カメラワークとか演出すごい凝ってたなと思う。

 キノピオだらけの楽しいシーンからマリオとピーチが二人で空を眺めるしんみりシーンからコングとの激しい格闘から迫力のクッパ城まで、すごいメリハリがあっていろんな映像が観られて、いったい制作にどれだけの時間と金と労力がかかったんだろう…と。ってかキノピオの「かわいい私たちのために」「死ぬには可愛すぎます!!」が可愛すぎた。