ただの映画日記

備忘録として映画の感想文を書いているだけ。

「オーシャンズ8」感想

2022.07.17

ゲイリー・ロス監督/アメリカ/2018年

 

 初めに述べておくと、私はオーシャンズ8が大好きだ。だって目の保養過ぎるじゃん。ストーリーそっちのけでケイト・ブランシェット目で追っちゃうもの。

 よくこんな名優ばっかり揃えられたよなという感動。主演のサンドラ・ブロックを始め、ケイト・ブランシェットアン・ハサウェイ、ミンディ・カリング、ヘレナ・ボナムカーター、サラ・ポールソン、さらにリアーナまで。もうこれだけで十分映画として成り立っちゃうじゃん。ハリウッド最高。

 

 俳優陣が最高すぎるのはさておき、オーシャンズ8オーシャンズ11から13までのシリーズの良さを完璧に引き継いでいるという点でオーシャンズシリーズ好きとしても評価できる映画だと思う。メットガラの大舞台の裏で行られるビッグな犯罪のための回りくどくて緻密な計画、メンバー集め。その間の衣装チェンジなんかも見どころのひとつ。そして主人公の元恋人が巻き込まれるお約束展開。個人的にはデビーとルーの関係がなんか腐れ縁というか冗談言い合える仲という感じでとても好き。二人が玄関前の池の畔みたいなところで話してる時の横顔がきれいすぎて尊死。そして誰かしらが常に何か食べてるのもオーシャンズあるある。オーシャンズ11ではブラッドピッドがそうだったけど、今回は主人公のデビーがそう。

 ディスコ調の音楽と画面分割を使った軽快な場面転換もオーシャンズシリーズの魅力。そんで女性版はとにかく華麗な印象。11の時のようなハラハラする感じはあまりなくて、華麗に淡々とミッションをこなしていく感じが、男性陣とはまた違った雰囲気と爽快さを引き出していて良い。最後一人一人のその後と元カレの逮捕までしっかりオチを描くところも好き。ケイト・ブランシェットのライダー姿かっこよすぎ。誰だよケイトブランシェットにスカジャン着せようとか言ったの天才かよ。

 

 あとは、アン・ハサフェイとヘレナ・ボナムカーターの演技力にはとにかく目を引かれる。「私巨体に見える」のところのアン・ハサウェイとか、なんかこういうセレブ…いそう…みたいな(笑)同性の友達が少ないってのもなんか納得させられる役作りだった。ヘレナは本当に絶妙な演技が秀逸。ベラトリックスのときもそうだったんだけど、独特な表情と動きをめちゃくちゃナチュラルにやってのけるのが凄い。