2023.07.01 初回鑑賞
ジェームズ・マンゴールド監督/アメリカ/2023年
面白かった!インディ・ジョーンズの過去作は全て未履修だったので楽しめるかなと思ったけど、ハリソン・フォードとマッツ・ミケルセンの時点で余裕だった。イケおじが画面を埋め尽くしてた。
こういうロマン溢れる冒険物語は好きです。ストーリーは真っすぐで分かりやすくて子供でも楽しめ、映像は凄く迫力があって大人でも十分な見ごたえ。過去作を観ていなくても冒頭に導入があって理解しやすい構成になっていて良かったけど、観ていたらもっと楽しめたかなとは思った。今から観る。
アルキメデスのダイヤルというのは過去作の中で出てきたものなのだろうか。歳を取って冒険を引退したインディの元にある日、インディの冒険仲間の娘ヘレナがやってきてアルキメデスのダイヤルの話を持ち掛けてくるが、それはインディが若いころナチスの学者から奪った半欠けのダイヤルでほかにも狙っている人たちがいる…っていう導入があったから今作限りの設定なのかな?
ダイヤルを狙うマッツ演じるフォラー一行に先を越されないためにインディとヘレナ、ヘレナの通うオークション会場にいたテディはダイヤルの片割れを探す冒険に。場所を示す暗号の石板を手に入れるために海に潜り暗号を読み解くもフォラーに追いつかれ、アルキメデスの墓でフォラーがダイヤルを手にする。そのダイヤルは嵐の中に現れるワープホール的なものの出現を予測しタイムトラベルを可能にする計算機のようなもので、フォラーは過去のナチスによる過ちを正すため飛行機に乗ってワープホールに向かう。しかしダイヤルは計算違いをしていてナチス政権時代ではなく、なんとたどり着いたのは古代ローマ。フォラーは飛行機の爆発に巻き込まれる。ダイヤルを発明中のアルキメデスが目の前に現れ感激するインディ。フォラーに撃たれて重傷を覆い、助かることを諦めてアルキメデスのいるこの時代に残ろうとするが、ヘレナが無理やり連れて帰り妻とも再開する。
アルキメデスおじのビジュアルがかなり想像通りな感じで、ロマンがあるな~って思った。あとやっぱり過去作(ちらっと金ローで観た)に対して映像は比べ物にならないほど綺麗でCGも迫力があって、見ごたえがありました。過去作のファンからはあまりいい評判を聞かないけど、綺麗な映像で再びインディの冒険が観られたという点では良かったんじゃないのかな。
タイムスリップものではあるけどそれをメインに描かれているというわけでもなく、暗号を読み解くシーンや洞窟の中を行くシーンはまさに正統派な冒険物語という感じがして自分は好きだったな。テネットみたいに数学的にリアルなタイムスリップっていうわけではなかったけどまあファンタジーなので。
80歳のハリソン・フォード、かっこよすぎました。老いを率直に描きながらも冒険心を思い出せば体も動き、負ってきた傷や犠牲をも経験として生きている感じだ。冒頭の導入部分の若いインディは、スタントなのかな?それともハリソン・フォード本人が演じて顔だけ加工してるのかな?動きや声が少し年老いている感じもしたから本人かな。
マッツ・ミケルセンはここ最近ドクターストレンジ、ファンタビ、インディと続いて段々悪役の印象が板についてきた感じだけど、めちゃくちゃイケてる。マッツが出てるだけで画がぐっと締まるのやばい。
っていうかインディ・ジョーンズってルーカスフィルム作品だったのか。音楽がなんとなくルーカスフィルムって感じがして(まあジョンウィリアムズだし)いいなって思った。メインテーマをもっと擦っても良かったと思うけど、どの音楽も壮大で素晴らしかった。