ただの映画日記

備忘録として映画の感想文を書いているだけ。

「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」感想

2020.11.11 2回目鑑賞

デヴィッド・イェーツ監督/アメリカ/2016年

 

 ハリーポッターシリーズのファンとして、J・Kローリング先生の脚本による新作映画は嬉しいばかり。舞台はイギリス魔法界からアメリカの魔法界へと移り、時代もダンブルドアが若いころにまでさかのぼった世界。

 タイトル通り、ホグワーツやウォルデモートの戦いからはいったん離れて、のちにハリーたちが教科書として読むことになる「幻の動物とその生息地」を書いたニュート・スキャマンダーと彼の愛する魔法生物たちに焦点を当てた冒険が描かれている。ハリーポッターシリーズは関係なく一本の映画としてまとまりが良く、面白かった。その主軸からずれずにハリポタシリーズのファンにも嬉しいダンブルドアやマクゴナガル、ホグワーツを組み込んできた構成がとても良かった。

 出てくる魔法生物も魅力的だった。特にハリポタの小説では出てきたものの映画では姿を見せなかったニフラーや、小さくてニュートの相棒になるボウトラックル、ケルピーなどいかにも幻の生物という感じのビジュアルの魅力的な生き物が次々出てきて楽しかった。

 また、今回はジェイコブ中心にマグルと魔法使いがかなりガッツリ関わっていて、マグル界の中での魔法使いの生活を観ることができた。ニュートとティナのロマンチックなラストと、クイニーとジェイコブの切ないラストも対照的で良かった。個人的にはクイニーがとても好き。