2021.08.31 グランドシネマサンシャイン 初回鑑賞
細田守監督/日本/2021年
音楽がとてもいいとの評判を聞いて映画館へ足を運んだ。主人公すず役の中村佳穂さんの演技がとてもキャラクターにマッチしていたし、歌もストーリーに沿っていて良かった。
その一方で脚本の粗さが目立つ作品だった。ストーリーが特段目新しいわけでもないし、特に映画後半は急性で雑さが否めなかった。美女と野獣をオマージュしていたのかもしれないが、オマージュというよりはもはや美女と野獣そのものという感じだ。あれだったら美女と野獣でいいじゃん、的な。ラスト、Uの世界の話が投げっぱなしになってしまっていたのがとても残念だった。
ミュージカル映画としては悪くなく、Uの中の映像(特に初めのクジラのシーン)もとても綺麗だったし歌がすずの個性を引き出していて好きだった。