ただの映画日記

備忘録として映画の感想文を書いているだけ。

「僕のワンダフル・ライフ」感想

2023.02.22 初回鑑賞

ラッセ・ハルストレム監督/アメリカ/2017年

 

 癒しを求めて観てみた。癒されました。ファミリー向け映画は久しぶりだったなぁ。こういう映画、子供たちに観てほしい。家族や友達、パートナーの大切さと動物の尊さが分かりやすく描かれている。呪術とか東リベとかもいいけどさ、そういうのは中学生高校生になってから観ればいいと思うんだよね。小学生はこのぐらいが丁度いいとおもうんだ。って思うのは自分が古い人間である証拠かもしれない…(;'∀')

 

 ストーリー概要に犬が転生しまくってどうこうって書いてあったから、もっと波乱万丈な冒険ものかと思ったら、本当にやさしいストーリーだった。最初の2回ぐらいは野良犬として生まれてすぐに命を落とし、3周目に密売人の車内に置き去りにされていたところをイーサンに助けられてペットのベイリーとなる。4週目は一人ぼっちのマヤのペットに、その次は警察犬に。犯人に発砲されて命を落とし、その次はまた野良犬として生まれるが、においの記憶を頼りにイーサンに再開する。彼は学生時代に付き合っていたハンナと別れたあと一人寂しく実家の農家を継いでいたが、ベイリーがハンナの前に現れたことをきっかけに再開。ハンナが夫を亡くしていたこともあってイーサンと再婚し、幸せにベイリーとともに幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。

 犬が可愛いからね、ほんとに癒されるんですよ。かっこいいシェパードの時もあるけど。基本的には賢いけどもちろん人間とは理解しあえない部分もたくさんあって、そういう姿がコミカルで面白かったり、逆にイライラすることもあったり。

 ベイリーの「僕は何のために生きているのか」という問いを通してこの映画のメッセージは真っすぐに伝えられている。彼は人生を何周もしながら自分は何のために生まれて何をすべきなのか考えるけど、結局たどり着くのは「何のために生きているのか、じゃなくて今を大切に生きることが全て」ということに気づくわけです。みんな何かのために生まれてきたわけじゃない、生まれてきたんだから今を楽しんで、一分一秒を大切に生きることが大事だ。と、私は解釈しました。すごくわかりやすいよね。こういうのを家族や一人で生きる人みんなに伝えたいとこの映画は制作されたのではないだろうか。

 

 そういえば、僕のワンダフル・ジャーニーってこの続編だったんですね。そっちも今度観てみよう。っていうか一応カテゴリーをヒューマンドラマに入れるけど、これはヒューマンドラマではなくワンワンドラマ…