ただの映画日記

備忘録として映画の感想文を書いているだけ。

「トランスフォーマー / ONE」感想

2024.09.29 初回鑑賞

ジョッシュ・クーリー監督/アメリカ/2024年

 

 久々の映画、IMAX3Dで鑑賞!!いや~高いねチケット…さすがに頻繁には観られない値段になってきましたな…

 まあそれは置いといて…面白かったです!ストーリーがシンプルにアツくて良かったし迫力あるフルCGの壮大な映像に音楽!最早実写映画と言えるのか謎だけど、だんだんと人が演技する時代は変わりゆくのかもしれないなぁ。アニメと実写の間で、新しい表現の形を追求していく流れにあるようにある気がしますね。人間のような生物ではないけど意思を持つオートボットの感情を、どう伝えるのかみたいな。それは決して動きや表情とかだけじゃなくて、ライティングとか音楽とか演出映像全体で作り出すものなんだろうけど。

 

 トランスフォーマーはすごく詳しいわけではないけど、一通り観ている(ハズ)で、前作はビースト覚醒?あれもすごく良かったけど今回のはオプティマスやビーの始まりの物語ってことで、よりシンプルにオートボットを魅せる構成になっていたのが良かった。サイバトロンの歴史を簡単に語り、コグを持たず変身できない採掘ロボットたちがトランスフォーマーに憧れ、慕っていたはずのリーダーに裏切られて覚醒する…オートボットディセプティコンの誕生のストーリー。かつては親友だったっていう展開定番だけど良いよね。

 あと今作は(今作も?)コミカルなシーン満載だったのがとてもよかった!コグを得て初めて変身したシーンで地面に突き刺さってるバンブルビー草…めちゃくちゃ笑いました。

 

 ハリウッドのCGのクオリティは常に最新を突き抜けていくよねー。別に男子中学生みたいに厳つい車とかに興奮するタイプではないけど、あんなトランスフォーム見せられたらアガりますよ…ちなみにエリータのトランスフォームが個人的にはスマートで好きだなぁ。日本のテレビ局がたった10分間のフルCGを作るのにすごく時間がかかるみたいな話を前に聴いたけど、比べ物にならない技術なんだろうなぁ…もちろんものすごい数の人が携わってるわけで…最近のハリウッド映画のメインクリエイターは完全にCGアーティストたちだよね。

「キングダム / 大将軍の帰還」感想

2024.08.31 初回鑑賞

佐藤信介監督/日本/2024年

 

 ようやく観れました。とても良かった…今までの作品全部映画館で観てるんだけど、もう今作で4作目?なぜか前2作分ぐらいしか記憶がない…2作目以降の勢いがすごいのでごっちゃになってるのかも。公開からしばらく経ってるのに新宿のTOHOは満席で、やっぱりここ数年の話題作なだけあるなぁと。

 

 キングダム映画、ストーリーよりも音楽・音響とか撮影の規模とか演出とかが特にいいなぁと思っていたんだけど、今作はストーリーも含めてとても気に入りました。原作ミリしらなのだけど、映画4作目にもなると少しキングダムの世界に愛着が湧いてきたという感じだろうか。だんだんと世界観の全容がわかってきて、ストーリーを楽しめるところまで追いついてきたのかもしれない。もともと中国の名称だから国名とか人物名がみんな似て分かりにくい上にトーリーが進むにつれてポンポン新しいキャラクターが出てくるから何が何だか状態になりがちだったんだけど、4作も観れば覚えるものですね。映画だとおそらく原作に比べて話が飛び飛びになってるから時系列がよくわからないけど、前作の話のすぐ続きから始まったのでかなり短いスパンで国同士の大合戦をやってるということなんだろうか。そう考えると展開目まぐるしいよな…あと

 

 今作は王騎の宿敵で武神を名乗る将軍(名前忘れた)と王騎の一騎打ちが主な見どころだったんだろうけど、それより王騎の部下である騰がとにかくカッコよかった。ずっと王騎の後ろで控えてて目立ったことしなかったのに実はめっちゃ強かったみたいな。そんなのカッコいいに決まってんじゃん。余裕のある感じの表情なのにいざ軍の指揮を執るとなると声を張り上げて自ら先陣を切る。はいカッコいいーーー。

 武神に加え利牧とかいう強キャラも出てきて、将軍たちの熱い戦いが観られた。将軍はみんな個性的で全員好き。まあ将軍たちのキャラが濃すぎるおかげでえい政とかテンがすこし影薄くなってしまってるけど(笑)2作目に出てきた白塗りの将軍が言った「だから戦はなくならない」っていう言葉がすごく印象的でよく覚えている。今作の利牧の「これだから戦争は嫌いです」、王騎の「これだから乱世は面白い」も印象的だった。それぞれの将軍の戦争への考え方が、一つのセリフによく表れている。全く違った姿勢で軍を率い戦に向かっているのに、最終的にやっている行為は皆同じになるっていうのが戦争なんだよなって思う。

 あとストーリーでいえば序盤の尾到の死ぬ場面めちゃくちゃ泣いた。一番泣いた。

 

 音響今作も非常に良かったです。将軍たちの声の響かせ方、低音をずっしりと強調して響かせている感じがとても迫力があった。音楽もフルオーケストラで、利牧の場面とかは軽快な策士を表すような今風の電子音楽も混ざっていてメリハリがあった。

 あと撮影も本当に規模が大きくて見ごたえがありました。全編のほとんどが殺風景な岩場で撮影されているにも関わらずビジュアル的に飽きない不思議。エキストラの多さとメインキャラクターたちの演技力、衣装、小道具大道具等々の作りこみの賜物ですかね。どこで撮影してるんだろう。この前山口のきらら公園でキングダムらしきものの撮影をしている現場を偶然見かけたけど、そういうところでずっと撮影してるのかな?どこまでがCGなのかもまったくわかりませんね。

 

 ちなみに王騎の死に関して、私3作目観た後ぐらいに原作ファンの友人から突然のネタバレを食らいまして…(笑)だからそれらの展開について特別な驚きはなかったけど、最後まで馬の上で姿勢を正したまま死んでいくの王騎らしくて良かったなー。

「デッドプール&ウルヴァリン」感想

2024.07.26 初回鑑賞

ショーン・レヴィ監督/アメリカ/2024年

 

 公開水曜日だったんかーーーい!てっきり金曜日公開だと思ってたから初日逃しました。どっちにしろ平日のレイトは厳しいけど…

 デッドプール3作目。個人的にこの夏一番の期待作。期待を裏切らないカオスさでした。最近のMCUあるあるで過去作(ドラマも含め)を全部見ていないと細かいところは理解しきれないけど、まあ別にいっか、と流せてしまうぐらいにはメチャクチャでハイテンションな作品でした。1,2作目よりもさらに過激さを極め、アクション、スプラッタ、パロディ、メタ要素、下ネタ、皮肉のきいたジョーク満載。ディスニーはホントによくGOサイン出したな(笑)マッドマックスネタ、完全にフュリオサの公開に被せて来てて草。

 X-MENは一応観たことあるんだけど大体忘れてました。ローガンは実は未鑑賞。なのでその辺のネタは噂に聞いた程度にしか分からなかった。ロキもシーズン1までしか観てないからここ最近のマーベルユニバース設定も大体抜けてる。でも問題なく楽しめました。っていうか本作の醍醐味はもはやマルチバースじゃないんだよ。ヒーローじゃないようで最後はぎりぎりヒーローなデップーが音楽と下ネタとともに暴れまわるのを観るための作品だよね。ウルヴァリンとのカットはちゃんとカッコよくて男の子が好きそうな要素もちゃんとてんこ盛りでした。

 虚無の世界に出てきたトランプ使いとかその一味も、どこか過去作に出てきたのかな?ローガンに出てきた女の子は分かったけど…トランプ使い、出てきた時に真っ先に「ホークアイの別世界バージョンか何かかな」って思ったので「ヒーロー版ホークアイ」にはすごく共感(笑)あと女版デッドプール可愛かったです。

 本作のヴィランであるチャールズの妹は能力がめちゃくちゃ気持ち悪かった…(笑)マーベルもヒーローやらヴィランやら数えきれないほど増えてるせいで、能力がどんどんマニアック化しているというか…

 

 デッドプールだからなのか、伏線は回収されずに終わった感がありますね。自分の世界を救うためにウルヴァリンの代わりを連れてきたのに、最後どっちかが死ぬって時にウルヴァリン選んじゃ意味ないだろって思ったし。ソーは何で泣いてたのって感じだし。まあどうでもいいですね。なんせエンドロール後の映像、死ぬほどどうでもいい内容だったからね(笑)

 なんにせよこういう勢いのある映画は見終わった後にスッキリした気分で終われるのでいいね。

「ブルー 君は大丈夫」感想

2024.07.11 初回鑑賞

ジョン・クラシンスキー監督/アメリカ/2024年

 

 マッドマックス以来、1か月ぶりの映画館での映画鑑賞。社会人になってから本当に気軽に映画観に行ける機会が減って悲しい。フライヤーの中心に占めるブルーが目立つ本作、てっきりアニメーション作品かと勘違いしていたので冒頭で女の子が実写で出てきたときはびっくりしました(笑)そして公開終了間際だったので吹き替え版しかなく…少し残念でした。

 主演のケリー・フレミングめちゃくちゃチャーミングで良かったです。ライアン・レイノルズは最近本当にキテる俳優だよね。どんな作品に出てもきっちり役に合わせてくるオールマイティー感。

 

 子供心を持った人にだけ相棒として存在するイマジナリーフレンドを描いた作品で、原題は「IF」。確かにそのままイフと訳してしまうには味気ないけど、もう少しオシャレな邦題がよかったかなぁ…しかもブルーは目立ってた割にビミョーに主軸とズレた役どころだった。まあ子供向け作品だしね。一方で子供向けでありながらも、「子供のころに心の支えになっていたものを忘れないで」という大人に向けたメッセージも込められた作品で、どの世代でも楽しめるし作りになってた。ラストは普通に泣きましたね。歳を重ねるにつれて涙腺がどんどん脆くなってるきがするんだが…

 ストーリーだけじゃなくて演出や伏線の貼り方も凄く器用に凝ってる作品で、特に遊園地のイマジナリーたちの拠点(?)のシーンが良かった!ブロッサムの相棒はおばあちゃんで、カルの相棒はビーで、透明イマジナリーの相棒がビーのお父さんっていうのが良くできてたなとおもいます。

 

 字幕版の声優はかなり豪華俳優陣の勢ぞろいだったみたい。字幕で見られなくて余計に残念無念…

「マッドマックス:フュリオサ」感想

2024.06.08 初回鑑賞

ジョージ・ミラー監督/アメリカ/2024年

 

 マッドマックスシリーズ初鑑賞でした。過激。グロい。中学生男子が好きそう。みたいな。

 アニャ=テイラー・ジョイと子役の子は超良かったです。今回は予告に惹かれて見に行ったんだけど、自分に刺さるタイプの映画ではなかった。なんかマスクとかバイクのデザインが厨二な感じ。男のロマンを詰め込んだみたいな?音楽も少なかったしな…でもアクションとか爆発の演出は凄かったです。お金も人手もかかっててさすが人気シリーズだなと思った。